バーチャルアナウンサー誕生「ですです。」 九州の放送局で初 働き方改革にも貢献 鹿児島市・KKB

KKB鹿児島放送は九州の放送局で初めてバーチャルアナウンサーを採用、5日午前9時55分からの情報番組「ですです。」でデビューさせる。当面は同局の動画アプリ「KAPLI(カプリ)」や会員制交流サイト(SNS)を中心に出演するが、夜間や災害時に地上波でニュースを読むことも目指し、アナウンサーの労務軽減につなげる。

 テレビ朝日メディアプレックスとの共同開発。災害報道の自動音声として導入する計画だったが、若い世代に関心を持ってもらおうとバーチャルアナウンサーとしての運用が決まった。3次元CGなどで描かれたアバター(分身)に声や身ぶりを当てる「VTuberシステム」と音声システムを組み合わせ、遠隔操作で原稿の読み上げもできる。  
「KAPLI推進室」の中禮実帆子さん(30)は「実況やリポートといった感情を表現するのは難しいが、ニュース原稿をかまない、いつでも動けるというのは大きな利点」と話す。地名の読み方や鹿児島弁のアクセントなども習得できるよう微調整し、12日から、KAPLI内で毎週金曜午後9時に1週間のニュースを振り返る番組を担当する。  柿野賢治室長(48)は「スマホとテレビの懸け橋となるような人気者になってほしい」と期待。“同期入社”の加守哲朗アナウンサー(23)=兵庫県出身=は「一緒に働ける日が楽しみ。鹿児島弁も一緒に覚えていきたい」と話した。